2016年01月12日 市民公開講座
こんにちは。
1月9日(土)、西区民文化センターで開かれた認知症疾患理解のための市民公開講座に
参加してきました。
2部構成の講座で、第1部では、フリーアナウンサーとして活躍されている岩佐まりさんを
講師に迎え、「若年性アルツハイマーの母と生きる」と題した講演が行われました。岩佐
さんは、2003年に55歳で若年性アルツハイマーを患った母を、2013年より働きながら一人
で介護されています。その体験談(お母様の日常の様子のスライド)を通して、認知症疾患
への理解の大切さや、認知症介護のコツ、認知症予防へのアドバイスなどを語られました。
講演中に何度も出てきた「怒っちゃいけない」のセリフは、私たち聴衆に訴えるだけでなく、
岩佐さん自身も日頃から自分に言い聞かせている言葉なのだろうなぁと感じました。
そのほか、「介護は隠さない方がいい」・「本人(認知症疾患の方)の好きなことを見つけ
てあげる」・「介護者は、ストレスをためないようにして、うまく発散させる」・「(福祉
サービスを活用しながら)楽しく介護することがモットー」など、シングル介護の日常で実践
されていることをもとに発せられた言葉の数々は、大変胸に響きました。
第2部では、認知症についての基礎知識のお話がありました。
認知症を患う方は、今後増えていくと予測されています。ひろしま高齢者施設相談センターと
いたしましても、認知症疾患への理解を進め、ご相談者様に正しい知識のもとに接しなければ
ならないと感じた講座でした。